夫・旦那を動かしたいなら。オリラジ中田の「良い夫やめた」宣言に思う。

2019/03/15

こんにちは。イソノです。
オリエンタルラジオ中田さんの「良い夫やめた」宣言について知っているでしょうか?
この記事では、「良い夫やめた」について思ったことと、妻が夫・旦那さんを動かしたいならこれだよな~ということを夫側からの意見として書いていきます。

さて、オリラジ中田さんの「良い夫やめた宣言」ですが、要約すると次のようなことです。

  • 仕事の時間を減らして家庭の時間を増やすことに成功。しかも収入も増えた。
  • 家庭への貢献度へは以前よりも明らかに高まっていると思っていた。
  • しかし、妻の不満は高まるばかり。「あれをしてくれない」「ここがダメだ」と。
  • 中田も妻からの不満にストレスが高まっていた。
  • 妻から不満がでる原因は「妻の言うことを聞き過ぎてきたから」。
  • 中田も「良い夫」であろうと過剰になりすぎていた。
  • そして、方針転換を決意し「いい夫」として自分に課していたことを一切やめた。
  • 「良い夫」に価値基準なんてない。自分の夫に対して、今よりも良い夫になってほしいという理想をまず捨てないか?夫のほうも、自身の資質を無視したような「良い夫」になろうとしなくていい。

「良い夫やめた」という表現は強烈だし、印象も良くないですが、その真意-夫婦お互いに期待しすぎて不満をためていくのはやめよう―については賛成です。

なぜ賛成かというと、それは自分の経験からです。
そして、それは「妻が夫を動かすためには」ということにも繋がっていきます。

実体験から-妻の不満は夫のやる気・自主性を失わせる

※妻側からの「夫がダメだから不満が出る」という意見があるのは前提として書きます。

夫が妻に何か小言や不満を言われてストレスを感じるのは、何かをやらなかった時よりも、何かをやった時です。
おむつ替えや子供の着替え、掃除、旅行の手配などなど・・・家のことをやった時に、「そうじゃない」「遅い」「手際が悪い」等々。
夫側としては(こちらに多少落ち度があったとしても)やったことについて不満を言われるともちろん良い気はしません。
そういった不満ばかりだと自発的にやったり、改善していくモチベーションも下がっていきます。そして、怒られないように最低限のことをやるようになります。そうすると「やっていない」といってさらに不満が出るようになります。

※もちろん、妻の立場からしても「出来の悪い夫」に対してイライラするところはあると思います。

この状況は、「夫はやっているつもりなのに妻からは不満が出る」というオリラジ中田さんの状況に近いものがあると思います。
これって結構悲しいことなんじゃないかと。
家族のために何かやろうと思っているのに、やると不満が出てお互いにストレスがたまる。
この負のスパイラルを止めるための「良い夫やめる」宣言。
私はこういう宣言をしたことが無いので、我が家ではどうなるかは分からないですが、おそらく良い方向には向いていかないだろうなと思います。
(現実的に誰からやらなくてはいけないので、夫がそれを放棄すると多分回らなくなります)

では、妻はどうしたら良いのか?

「夫を育てる」「夫を教育する」を実践している奥様方もいると思いますが、この「育てる」というのは夫に色々やらせて、出来るようにするという意味合いが強いと思います。
夫側としてもやらないと出来るようにならないのですが、「育てる」「教育する」ということは妻側からダメ出しや不満が出たりします。また夫を責めるようなこともあると思います。
仮に夫が妻の「教育」を文句を言わず受け入れても、夫側は色々と溜まっていきます。
何故なら夫は自分の自尊心のようなものを多少なりとも傷つけられるからです。それも心休まるはずの家庭内で。

では、夫が気持ちよく自主的に家庭の事をやるようになるには、妻はどうすれば良いのでしょうか?
他の記事でも紹介したのですが、古典的名著「人を動かす」にある通り「重要感を与える」ことが大切です。

イケダハヤトさんのブログで紹介されていた記事がまさに「夫に重要感を与える」良い例だと思います。

【参考記事】
私が結婚5年目にして夫のことをかっこいいと思えるようになった理由。妻が「夫に期待する」と夫はかっこよくなる!

要約すると次のような内容です。

  • 結婚して5年、夫のことを「かっこいい」と思うことは無くなっていた。
  • 考え方を変えたら「かっこいい」と思えるようになった。
  • なぜかっこいいと思えるようになったかというと、「夫に期待する」ことにしたから。
  • 「期待する」=「してほしいことを要求する」じゃない。それは不満の表れ。
  • 「期待する」とは、「夫はすでに理想のパートナーである」と思って接すること。
  • 男性は自分の自己認識をパートナーに負うところが大きい。夫を「ダメ」と思うことで、夫をそのレッテル通りの人間にしていた。
  • それをどのように変えたのか?夫に対して肯定の言葉を口にする。夫の否定の言葉も肯定に変えた。
  • 「夫に期待する」と、夫がかっこよく見えてきた。
  • 夫がかっこいいと思えるようになるとは思えなかった。それは、自分が夫に「あれもこれもしてくれない」というレッテルを貼りつけていたから。夫は妻の態度を元にセルフイメージを作ってその通り行動していただけに過ぎなかった。

ここまで明確に考え方を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、夫側から見ると素晴らしいです。こんな感じで「重要感」を与えられたら夫は自ら頑張る方向に向かいます。(よほどダメな男でなければ‥)

まとめ

オリラジ中田さんの「良い夫やめた」宣言の記事を読んで思ったこと、そして「妻が夫を動かすためにやるべきこと」について書いてきました。
この記事を読んでくれているあなたが妻の立場で「夫が家のことをやってくれない」「夫がダメだ」と思っているのあれば、「夫に期待する」「夫に重要感を与える」ことをポイントに夫に接してみてください。
きっと夫の動きは「あれをしてほしい」「このやり方ではダメ」と言っていた時より良くなるはずです。夫の立場である私が保証します。

夫がダメなのを直すのが先だ、というのも分かりますが、「相手は変えられない、変えられるのは自分だけ」です。

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