男にとって仕事と家庭の両立はほぼ不可能。何かを手放すしかない。という事実。
2019/09/08
こんにちは。イソノです。
ただいま年度末の繫忙期真っ只中で、仕事が猛烈に忙しいです。
そんな中、自分自身でも結構ショックだった出来事がありました。
あまり近い関係ではないのですが、最近親戚のおじさんが亡くなりました。
近い関係ではないといっても、お通夜や葬式は出なくてはなりません。
でも、仕事が猛烈に忙しい。私は零細企業の社長という立場上、代わりがいないためついにはお通夜も葬式にも行くことが出来ませんでした。
これはショックでした。
葬式に行けなかったこと自体もそうなのですが、もし今回のようなタイミングで近い親族が亡くなったとしても同じように葬式に行けなかっただろうということ。
そして、仕事中心で動きすぎていて、いざという時にも家庭との両立が出来なくなっていることに気づき、ショックを受けました。
これは何とかしないと、と思ってネットで「仕事 家庭 男」と検索してヒットしたのが次の記事です。
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「1人ブラック企業化」するしかない父親たち
理想を追う夫ほど、都合良く利用される
http://toyokeizai.net/articles/-/122598
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何か解決策があるのではと思って検索していたのですが、とんでもない。
ほぼ救いは無いという内容でした。そして、自分の経験上この記事の内容は正しく、現実だと思いました。
【関連記事】
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>男の仕事と家庭の両立、ポイントはやらないことを決めること-エッセンシャル思考、多動力。
記事 「『1人ブラック企業化』するしかない父親たち」の内容は
この記事を要約すると次のような内容です。
- 日本の男性は働きすぎ。日本の男性はOECD加盟国の平均的な男性の仕事と家事の合計時間よりも長く働き、さらにそのうえで62分間の家事を毎日担っている。
- 働く女性が増え、男性にも家事育児が求められるようになった。しかし男性にはそもそもその余裕が無かった。
- 国を挙げてイクメンや女性の活用をアピールしても、企業が残業ゼロや多様な働き方をうたっても、結局のところ「より短い時間で今まで通りかそれ以上の成果を上げなさい」ということでしかない。
- イクメンという言葉に代表されるように、仕事だけではダメだという風潮とは裏腹に、やはり男は稼いでくるもの、という期待がある。男はそのジレンマに苦しむ。
「残業などしないで早く帰ろう!」←→「業績は落としてはいけない」
「男性ももっと育児や家事をしよう!」←→「仕事ができない男はかっこ悪い
そしてこの記事の結論は
そしてこの記事の結論は・・・
残念ではあるけれども、その通りだと思います。
現在の日本で仕事と家庭を両立させること自体がほぼ不可能という前提で考える必要がありそうです。何をして、何をしないか。
まず、基本的に世の中の多くの男は仕事をしなければなりません。
ということはある程度家庭を「手放す」ことになってしまいます。
その逆の仕事(給料)を「手放す」ことは許されません。
こういう現実があるにも関わらず、奥さんからは「私も大変」「家庭を疎かにするな」とプレッシャーがかかります。「でも、稼いで来い」と。ジレンマがすごい。
そして、これをなんとか両立させようと世の男性は頑張って「一人ブラック企業化」に陥ります。うーん、なんとも解決策が見つかりません。
というわけで、私自身についてもワークライフバランスが崩壊している現実を今すぐ変えるのはかなり難しいなあという、解決の糸口が見えない感想でした。
いや、それでも私は二人目の子供が生まれたときに仕事を少し手放しました。
今まで土日もかなり仕事をしていたんですが、ほぼしなくなりました。
その分、仕事のスピード感が無くなりお客さんからの信頼を手放してしまったかもしれません。
個人的な経験からいっても、何かを手放すしかないんだなあと実感しています。
もっとも、この仕事を手放すというのは、自分が経営者だったから出来たことでサラリーマンでは出来ないことだと思います。
以前の日本-男はとにかく働き、女は専業主婦で家庭を支える-といった図式はやるべきことがはっきりしていて、良かったのかもしれない。
まあ、そんなことを言ってもしょうがないですね。
優先度をつけて、多少問題があったとしても、その順に粛々とやっていくしかないのか。
今後何か解決策が見つかるんだろうか。
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