男の仕事と家庭の両立、ポイントはやらないことを決めること-エッセンシャル思考、多動力。

2019/09/08

こんにちは。イソノです。
以前、「男にとっての仕事と家庭の両立」というテーマで記事を書きました。
その記事では、「両立はほぼ不可能、何かを捨てるしかない」と結論付けました。
その考えは今でも変わっていません。
が、「何かを捨てるしかない」という点について、勉強する機会がありました。
これは仕事・家庭の両立問題にも反映できると思います。

勉強した、というのは本を読んだのですが、2冊あります。
一つは「エッセンシャル思考」。もう一つはホリエモンの「多動力」です。
どちらも、本当にやりたいことのために、他の事はやらない・誰かに任せる、というのが要点です。
これらは、ビジネスに関して書かれた本ですが、ビジネス以外にも使える考え方です。
どのようなものなのか?いかにして「仕事・家庭の両立」問題に使えるのか?書いていきたいと思います。


「エッセンシャル思考」「多動力」の考え方

エッセンシャル思考、多動力のポイントは上の方でも書きましたが、「本当にやりたいことのために、他の事はやらない・誰かに任せる」ことです。
もっと大袈裟にいうと、「どう生きたいか?」を突き詰めることです。

エッセンシャル思考のテーマは、「より少なく、しかしより良く」
多動力のテーマは「やりたいことは突き詰めてやる。それ以外の事は(自分が原液をつくって)他人に任せる。」

どちらにも共通するのは、「やるべきこと」よりも「やらないこと」に重点を置いていることです。

これだけを聞くと、「なるほど、それはそうだ」と思うのですが、現実的には結構ハードルが高いです。
実際には、仕事でも家庭でも「本当にやりたいこと・自分がやるべきこと」が「その他の雑事」で追いやられているのではないでしょうか?

特に、家庭での「やりたいこと・やるべきこと」は仕事や雑事に埋もれてしまいがちです。
例えば、「本当はもっと子供と遊んでやりたい」のに、仕事の残業や飲み会、洗濯、掃除や食器洗い、保育園や学校関連の雑事…といったことに追われ、その時間がほとんど無かったりします。
子供と遊ぶ時間をつくるためには、その他の事を「やめる・手を抜く・自分でやらない」しかありません。残業はしない、飲み会は行かない、外食の頻度を増やす、お惣菜を買う、食洗機で皿を洗う、家政婦を雇う、といった具合です。

本来の「やりたいこと・やるべきこと」を実現するためには、それ以外の事をいかにやらないか?突き詰めて考える必要があるのです。何となく過ごしていると、雑事に覆いつくされてしまいます。

自分のことにフィードバック

他の記事でも書いているのですが、二人目が生まれ、妻が仕事復帰して以来、子供の世話をする時間が増えました。今まで当たり前の様に土日出勤、残業も夜遅くまでやっていたのですが、ほとんどやれなくなりました。

絶対的に仕事時間が減ったので、必然的にやり方を変える必要がありました。
そこで勉強したのが「エッセンシャル思考」「多動力」でした。

これらの本のようになかなか徹底することは難しいですが、仕事量をへらし、家庭に時間を割くために意識したのは、次の二点です。

  • 細かいことでも自分でやらなくて良いものは他の社員に任せること
  • 外注を使うこと

今まで、クオリティを上げるためには自分でやるのが一番だ、と思っていましたが、そうも言っていられません。
いざやってみると、(もちろん大変なこともありますが)意外と回るものです。
そしてその体制が馴染んでくると、クオリティも徐々に上がってきます。

これは、家事にも言えると思います。
私の担当は色々とあるのですが…、とくに時間がかかっているのは食器洗い(手洗い)です。
本当に生産性の無い作業だな、と思います。
導入出来ていませんが、食洗機を買えば食器洗いの時間は圧倒的に減らせるはずです。
(食洗機については、他の記事で書きました)

もっと極端にやるなら、全て使い捨ての食器にすれば食器洗いの時間自体削除できます。
(味気ないのでやらないですが…)

こういった細かいことの積み重ねで、なんとか「やりたいこと」の時間を作ることが出来ていきます。
それにしても、本を読んでいるとホリエモンの徹底ぶりはすごいですね…。
「電話してくる人とは仕事するな!」など、自分の時間を削られることをかなり嫌っています。そこまで徹底しないとホリエモンの様に突き進むことは出来ないのかもしれません。

まとめ

「男にとって仕事と家庭の両立」を完全に実行するのは、正直無理だと思っています。
それでも、両立に近づけるために出来ることがあるとすると、何かを捨て、やるべきことに集中することです。なぜなら、力が一点集中し成果を出しやすくなるからです。

そのためには、「やらないこと」を真剣に考える必要があります。
この考え方の参考となる本が、「エッセンシャル思考」、ホリエモンの「多動力」です。
どちらも「やらないこと」を徹底していくことが重要だ、と言っています。
成果を残す人は、こういった考え方にたどり着いていくのかもしれません。

凡人ではなかなか徹底することは難しいですが、それでも、この考え方を取り入れることで「やるべきこと」の時間を確保していくことができるはずです。
仕事と家庭の両立。それを完全に行うことは難しいにしても、「絶対にやりたいこと・やるべきこと」だけなら実現することは可能なはずです。
それには、すべてを中途半端にやらず、やるべきことに集中することが大切です。

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