妻が夫にキレる本当のワケ。妻が怒っている理由が分からない、の解決策になるか? ― NHK ニッポンの家族が非常事態!? を観た感想。
2018/04/23
NHK「ニッポンの家族が非常事態!?妻が夫にキレる本当のワケ」を見ました。
夫婦関係について参考になることがあったので記事にしてみます。
番組の概要は次のとおり。
概要の通り脳科学の観点から実例を交えて男女の違いを説明していた番組でした。
脳から出る成分が妻(というか女性)の気持ちに影響する、的な話も結構あり「そういうことかー」と納得する部分はありました。が、妻が怒っているのは「脳内成分のせいだ!」と分かったところでどうしようもありませんん。
私がなるほどなーと思った教訓は2つ。「妻(女性)は共感を求める」「妻(女性)は前の出来事をよく覚えている」です。
実例は2つ紹介されていましたが、ものすごく「あるある」でした。
実例は夫婦の様子を定点カメラで撮影しているものでした。
Youtubeに動画もアップされているようなので、詳細はこちらを見てみてください。
https://youtu.be/WABTOgnfQB8
実例1:「妻(女性)は共感を求める」
妻と夫がリビングで話をしている様子が流れます。
夫婦と子供一人の三人家族のようです。
奥さんは家から一時間半のところで働いていて、 早めに帰宅できる職場ではあるものの、保育園に行くのはやはり遅くなりがち。
保育園に迎えにいったときに子供に「ママおそーい」という場面が。
今までも、保育園と職場が離れていることについて夫婦で話し合っていて、とりあえず今の職場で働く方向で話が落ち着いていたようです。
そんな背景があり、会話シーンになります。
夫:うーん、いいんじゃない?
妻:(怒)
夫は妻がなぜ起こっているのか分からず、困惑・・
夫:まあ、自転車なら2時間くらいで帰って来れるかもね。
妻;そういうことを言っているんじゃないんだけど(怒)。
こんな感じの会話の流れ、ありますよね…
この場合の正解は、「そっかー、確かに職場が離れてると心配だよね。」的な返答。
要は、共感らしいです。自分に向き合っていると感じられることが重要なようです。
よく言われますが、男は解決方法を考えるけれども女は違う、と。まさにそれですね。
実例2:「妻(女性)は前の出来事をよく覚えている」
こちらは50代後半くらいの夫婦。
旦那さんは自分の好きなものをすぐに買ってくる傾向があるようです。
日常シーンでも、
夫:「あれ甘いやつだし」
妻:「まったくもう(怒)」
妻へのインタビューでは、「昔は色々あって、大変だった」と。
詳細は話してなかったですが、不倫とかですかね 笑
まあ、それは良いとして、昔の出来事というエピソードは次のようなものでした。
妻:「あの時、結構大変だったよね、あちこち物件を探しまわって、あんなに長時間歩き回って…」
夫:「うーん、んまり詳しく覚えてないな~。大変だった気はするけど」
妻:「ほらね、覚えてないよね。」
いやー、これもありますね(汗)
私も前のことは事細かに覚えてないことが多いです。
番組では、「男は狩猟にいく役割だったので、昔の嫌なこと恐かったことを細かく覚えていると外に出ていけなくなる。女は逆にコミュニティ内で関係を維持していくことが重要だったので細かいことを覚えている必要があった。」とのことです。
「ヨーグルトをまた買ってきた」「家選びが大変だったことを覚えていない」という細かいことが積み重なって、次に起きた小さいことで川が決壊するように怒りが爆発するんだと思います。
私も「なんでこんなことで怒るんだ?」と思うことがありますが、過去の積み重ねなのかもしれませんね。
まとめ
NHK「ニッポンの家族が非常事態!?妻が夫にキレる本当のワケ」をみて、「なるほどな~」と思ったことのまとめでした。
- 妻(女性)は共感を求める
- 妻(女性)は前の出来事をよく覚えている
この2つへのケアがポイントですね。
妻に対しては妻が何か言ってきたら、解決策や自分が思っていることをを最初にいうのではなく、まずは共感する。「そっかー。まじで?うんうん」と。
そして、妻がイラッとしたときは、前にも同じことがあったのかも、と思いこちらもイラッとしない、と。
今仕事関連で読んでいる本とも少し重なっているところがあったので、はっとしたところもありました。
今読んでいる本は、D.カーネギーの「人を動かす」。
人間関係に関して書いてある名著ですが、この本での重要なポイントは3つ。
・盗人にも五分の理を認める
・重要感を持たせる
・人の立場に身を置く
夫婦関係含め、人間関係改善には普遍的な要素かもしれません。
良い本なので、読んでみて損はないです。