集中力の無い私が仕事に集中、ダラダラしない!—ポモドーロテクニックの効果とは。

2019/04/01

こんにちは。イソノです。
私の仕事は主にデスクワークですが、集中力が続かず、つい携帯を見てしまったり、仕事をしているPCで余計なWebサイトを開いたりしがちです。
興味があまり持てない仕事だとさらに余計なことをしてしまいます。そして仕事は終わらず時間ばかり場過ぎていく…という悪循環です。
あなたもこんな感じに陥っていないでしょうか?

私は長年困っていたのですが、最近になってようやく「何か解決策はないか?」と探して行き着いたのが「ポモドーロテクニック」というものです。
結論から言うと、私はこの「ポモドーロテクニック」を使って、今までの悪癖である「(集中するべき)作業中に余計なことをする」というのを防げています。
これは、自分の中でかなり画期的なことでした。

この記事では、次のことを紹介したいと思います。

  1. 「ポモドーロテクニック」の概要
  2. (細かいことが苦手で面倒くさがりな)私でもやれている方法
  3. 向いている作業内容
  4. ポモドーロテクニックを便利に―アプリの利用

1.「ポモドーロテクニック」の概要

ポモドーロテクニックとは?
こちらの説明が分かりやすいので、引用します。

集中して仕事をこなすために、25分毎に時間を区切って仕事をする時間管理術。Francesco Cirillo氏が1992年、自身の勉強効率を上げるために考案した。

●手順
1.25分を1ポモドーロとし、やるべきタスクを1ポモドーロ刻み(25分毎)に分ける。
2.25分間は、他の事は一切やらず、タスクに集中する
3.25分経てば、5分間の休憩を入れる
4.4ポモドーロ毎(2時間毎)に30分程の長い休憩をとる
5.後は上記を繰り返す

※私の場合、4.の休憩時間は30分ではなく、15分です。

ポイントは、「25分集中して作業し、その後に休憩する」ことです。

もっと厳密に、タスクを設定し、そのタスクにポモドーロを割り当てる、実施する日時を決める等、細かく管理することもできるのですが、私のような細かいことが苦手なタイプは無理です。というよりは、細かく管理することが出来るタイプであれば、「ポモドーロテクニック」を使わなくても時間管理が出来ていると思います…。

2.(細かいことが苦手で面倒くさがりな)私でもやれている方法

本来のやり方は、「25分間は、他の事は一切やらず、タスクに集中する」ですが、他の事は一切やらない、というのも現実的には結構難しいです。
誰かから話しかけられたり、どうしても割り込んでくる細かい仕事もあったりします。
なので、私の場合「25分間、(ネットを見たり等、余計なことをせずに)集中して作業できればOK」としています。
これだと、ぐっとハードルが下がると思います。
本来であれば、誰かから話しかけられた時点で、タイマーを止める必要があります。
が、厳密にやろうとすればするほど、面倒くさくなってこういうテクニックからは離れていってしまいます。

私の場合、効率が上がっているのか?というと、上がっています。
何よりも、25分間で出来る作業量が計算できる、というのが大きいです。
今まではインターネットを見たり、余計なことをやっていたので、だらだらと時間が経っているということが多かったです。
しかし、ある程度予定通り終わる。これが大きな変化です。

「いや、自分は意思も弱く怠け癖があるからダメだろう」という人でも出来ると思います。
なぜなら、私もかなり集中できないタイプだからです。そんな私が出来ています。

ちなみに、25分間というのは結構絶妙な時間です。集中力が切れそうになっても、25分はなんとか踏ん張れます。「25分経てば休憩できる」と、終わりが見えているのは精神的に楽なんです。私はこの時間でyoutubeを見たり、ネットニュースを見たりしています。
休憩中に「余計なこと」に集中することで、精神的にスッキリします。
休憩5分間(と4ポモドーロ事の15分間)というのも、適切な時間だと思います。それ以上休憩すると「余計な事」に身が入ってやめられなくなる気がします。

そんな感じで、私は「ポモドーロテクニック」を実践できています。

3.向いている作業内容

デスクワーク全般向いていると思います。
特に、自分で進行を管理できる仕事は向いています。
自分で進行出来る仕事というのは、逆にいうと自分で管理しないとダラダラといつまでも終わらない事態になってしまいます。それをポモドーロテクニックで管理する感じです。
また、勉強や読書にも向いていると思います。

逆に、向いていないのは時間管理が自分で出来ない仕事です。
工場のライン工なんかは全然使えないと思います。接客業なんかもダメです。
デスクワークでも、上司などに完全に時間管理されている業務はダメだと思います。

4.ポモドーロテクニックを便利に―アプリの利用

私は、スマホアプリを使って「ポモドーロテクニック」を管理しています。
もちろん、アプリではなくても、普通のタイマーでも、もっと言えば時計さえあれば出来なくはありません。
が、アプリだと25分の区切り、休憩の区切りで知らせてくれるので便利です。
また、アプリによってはタスクを細かく設定できたりしますので、使わないのは損です。

アプリは、AppsStore、GooglePlayで「ポモドーロ」で検索するといくつか見つかると思います。
例として、私が使っているアプリを紹介します。

Focus To-Do

私が使っているアプリです。
私はかなりシンプルに使っていますが、細かくタスクを設定することもできます。
実施結果のレポートも溜まっていくので、細かく設定すれば自分が何をどれくらいやっているのか分析することもできます。

また、スマホだけではなく、PCやタブレットでも情報を同期できます。
個人的にモチベーションがあがるのが、アプリ内でのゲーム的要素です。
実施した作業時間を栄養素として、植物が育つというゲームがあります。単純ですがこのアプリを継続するモチベーションとなっています。

まとめ

集中力の無い私がたどり着いた方法、「ポモドーロテクニック」について見てきました。
自分の作業中につい余計なWebサイトを見てしまう、携帯を触ってしまう、メールチェックをしてしまう、などなど集中力の無さに自分でもあきれていました。
自分の管理がきっちり出来る人には「何だそれ」と言われてしまいそうですが、私のようなタイプには自分で自分を管理するというのはハードルが高いんです。ついだらだらと作業してしまい、気づけば締め切りが迫る、という事態です。

しかし、「ポモドーロテクニック」を使うことによって大分変ってきました。
余計なことをしない、ということは、自分が見積もった作業時間がある程度予定通りに終わるということです。だらだらと深夜までかかっていた仕事が、家に帰って十分な睡眠時間がとれるようになったりします。そして、子供と遊ぶ時間もできたりします。
終わる時間がある程度正確に見えるというのは、私にとっては革命的なことです。

私のように、つい余計なことに手を出してしまう、自分で管理しきれない、という人には爆発的におすすめな手法です。ぜひ一度試してみてください。世界が変わるかもしれませんよ。

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