本木雅弘の子供との接し方、育て方について思う-子育ての参考

2017/02/18

motoki1
娘が間もなく1歳になり、妻も育児休暇が終わり、職場復帰します。
だんだんと感情表現も豊かになってきて、今後の子育ての方向性についても考えるようになりました。

現時点で、自分の中でこんな風に育って欲しいというのはぼんやりとはありますが、子育ての先輩たちはどんな考えで子育てしているのか、参考にしていきたいなと思っていました。

そんな時、男の育児雑誌「FQ JAPAN」で、本木雅弘さんの子育てに関するインタビューが載っていて、なるほどな、と思う部分があったので、自分の今後の参考としても感想と一緒に書いておこうと思います。

本木雅弘さんは2012年、一家でイギリス・ロンドンに引っ越し

motoki2
本木雅弘さんは、長女の留学をきっかけに2012年にイギリス・ロンドンに一家揃って移住したそうです。
長女が16歳でイギリスに留学することになり、慣れるまでフォローしようということで、短期間の予定で引っ越したそうですが、そのまま現在まで継続しているようです。

そんな本木さんの子育てに関する記事とその感想です。

なるほどな、と思った子育て論

親が与えられるものは、現実的にはあまりないのではないか

中学から外国に出し大学生になった長男を見ていると、親が与えられるものは、現実的にはあまりないのではないかと思います。学校や社会で覚えて背負うもののほうがずっと重く、そこで培うものこそが財産なんですよね。じゃあ、親は何をするのかといえば、普段がどんなにダメであったとしても、最終的な拠りどころであればそれでいい気がするんです。どんな時でも見守られているという安心感を与えてあげることが、親としての最低限の仕事なのかな、と思いますね。
(「FQ JAPAN」 2016 AUTUMN ISSUE p.15)

私の娘はまだ11ヶ月なので、現状は親が与えるものがほぼ100%と言ってもいいくらいです。
食事やおむつの世話といった物理的なものを与えるのはもちろん、最近では私や妻の仕草や言葉も真似したりするので、感情面でも親が与えている部分があるように感じます。
ですが、私自身のことを思っても、親から強烈に与えられたメッセージや教訓といったものはほとんどありません。が、自分の基本を作っているのはやはり両親をはじめとした家族という気がします。

私が娘にしてやれる最低限のことも、娘にとっての最終的な拠りどころを作ってあげることなのかもしれません。私が両親や祖父母にしてもらったように、娘自身の基礎となるものをつくってあげられるような、大人になってもそれを拠り所に生活してけるような、そんな子育てができると最高かなと思います。

聞くことと待つことの重要さ

子供から教えられたのは、コミュニケーションで一番大切なのは、自分の気持を上手に伝えることよりも、”聞く”こと。好かれ、愛される人間は、聞くことができる人なんだ、ということです。それを子供との関係に置き換えた場合に大切なのは、”待つ”ということだと。子供とのやりとりは待ったなしの場合が多く、ついつい、封じ込めるか、引っ張り出すか、いずれかの選択をしがちだけれども、この慌ただしいシチュエーションの中でも最大限に待てる数十秒というのがあるでしょう?これが私が子供に対して心を砕いているひとつのことです。
(「FQ JAPAN」 2016 AUTUMN ISSUE p.15)

これが重要なことなのかは、まだ実感としては分かりません。
娘がやることを待っていると、危険につながることが多々あるので・・。
ただ、娘が自分に何か言っているとき、うんうん、と反応してじっくりと聞くようにしています。
すると、娘も聞いてもらっているのが分かるのか、さらに私に話しかけて来たりします。
一歳にもなっていないので、もちろん「あーうーあーうー」という感じですが 笑

お互いに育み、育まれる関係を持つべき

そしてもう一つ、子供から教えられたことがある。
人間は生涯を通じて、お互いに育み、育まれる関係を持つべきなんだ、ということですね。それは親子に限らず、夫婦、師弟関係、ペットや植物を愛でて長い期間保護していくことでもいい。
自分を高めて成長させていくためには、やはり、自分ではないだれかとの関係が必要だと、この年になって改めて感じています。
(「FQ JAPAN」 2016 AUTUMN ISSUE p.15)

うーん。確かに。

私が大切にしている言葉とも関連している気がします。
私が浪人時代、予備校の講師に聞いたことです。
「志望校に受かっても、受からなくても、受験してもしなくても、どこに行っても、それなりの人生がある。それを良くするか、ダメにするかは自分次第だ」
当時はピンときていませんでした(志望校に受からなければダメだろう、と)が、今ではよくわかります。
自分が属する環境で頑張ったか、そうでないかによって、その環境が良くなるか、ダメになるか決まってきた気がします。それはやはりその環境にいる人達との関係を築けたかどうかによるところが大きいです。
自分が頑張っていると、その環境も受け入れてくれるように思います。そして、その環境から受け入れられると、相手からも良い影響を受けことが出来ていたと感じます。

以上が本木さんのインタビューから感じたことです。

今後も子育てについて、何か見たり読んだりしたら書いていきたいと思います。

-子育てのこと